先日から依頼をお受けしていた電子書籍原稿作成のお仕事が終わりました。
そのときのクライアント様に対して、目次を挿入する場所について提案させていただくことがあったので、記事として書いておきたいと思います。
電子書籍の目次は、どこに挿入するのがベストなのかという疑問にお答えします。
電子書籍の目次作成は依頼者様にお願いしています
電子書籍を作成する場合、文章は私の方でお引き受けしています。「文章」というか「本文」ですね。
章立てで執筆しますので、
- はじめに
- 第一章
- 第二章
- ・・・
- おわりに(最後に)
という形で書籍構成します。
通常、Amazonで電子書籍(キンドル本)を出版する際には、本文以外に表紙(タイトルと著者名)、目次、著作権などのページを付加することが推奨されています。
著者様の好みによっては「奥付(おくづけ)」を付けることもあるでしょう。Amazonキンドルでは、奥付は必須とはなっていないので、私はとくにおすすめしていません。
いずれにしても、本文を書くのが私の仕事ですので、目次作りはクライアント様の方で行っていただくようお願いしていました。
目次はご自身で作れるようになっていた方が、初版出版後に内容を修正して再版する場合、誰に依頼することなく自分で完成させられるためです。
そのため、電子書籍出版がはじめての依頼者様には、「ワードファイルでkindle仕様の目次を作る方法」と「ワードファイルをそのまま入稿してkindleから出版申請する方法」のマニュアルを無料プレゼントしております。
電子書籍の目次はどこに挿入すべき?
それで、肝心の目次をどこに挿入すべきかという話ですが。
いろいろ好みもあると思いますが、私がおすすめしているのは、「はじめに」の後、「第一章」の前です。
これまで電子書籍を読んできて、たいていはその順番になっていたからというのもありますが、そのほかにもう一つ理由があります。
Amazonでキンドルとして出版する場合、書籍の冒頭10%が「サンプル」として無料ダウンロードできる仕組みになっています(ときどき機能しないこともあるみたいですが…)。
つまり、その書籍を購入しようかどうか迷っている人は、書籍冒頭を試し読みして、本を購入するかしないかを決めることができます。
書籍全体のボリュームにもよりますが、冒頭の10%といえば、たいていは表紙(書籍タイトルと著者名)、はじめに、目次の部分は含まれてくると思われます。だから、「はじめに」が目次の前に来ても後に来てもあまり気にならないかもしれません。
でも、やはり普通は人間、本を読むとき前から読んでいきますので、目に触れやすい部分には「目次」よりも「はじめに」を置く方がいいような気がするのです。
最終的には出版者が決めること
今回は、電子書籍出版にあたり、書籍の「目次」はどこに挿入するのがいいのかということについて、私の意見を述べてみました。
最終的には依頼者(出版者)様次第ですので、私は強制しているわけではありません。
でも、マーケティング的に「表紙→はじめに→目次→本文」という構成の方が効果的ではないかと考えています。
書籍出版の際には参考にしてみてください!
コメント
はじめまして!ランキング見てたら目に留まり訪問させて頂きました!確かに第一章の直前がいいかもしれませんね♪それがわかりやすいかと♪
tarchanさん、コメントありがとうございます!
少しでも参考になればうれしいです^^
Maiさま、はじめまして!コメント失礼します。
「電子書籍の目次はどこに挿入すべき?」の記事興味深く読ませていただきました。
私にとっては電子書籍というのはまだまだ馴染みがなくて、そういえば目次ってどうなっているのかな?という疑問がありましたが『マーケティング的に「表紙→はじめに→目次→本文」という構成の方が効果的』とのことなんですね。勉強になります。
ブログ応援しています。よろしくお願いいたします。
ユウヤケハンチョウさん、こんにちは!
コメントありがとうございます!。
少しでも参考になればうれしいです。
もし、電子書籍を出版されるときには、お役立てください^^
応援ありがとうございました。これからもよろしくおねがいします!!